2019年12月7日土曜日

コンモリを見つける

Googleマップ

私が生まれた地区は、周囲をコンモリした山に囲まれていて、そこが子どもたちの遊び場であり、冬には、父をはじめ近所の人々が、堆肥づくりのために山で落ち葉を集めたり、炭焼き用に木を伐り倒していたものでした。
いまの時期であれば、子どもたちの多くは、山芋ほりを一生懸命していたものでした。
この正面に見える山には、何度も秋に出かけ、キノコを採ったこともあります。
大桁山に連なるといいますか、ちょこっとくっついている、そんなかわいい山だということが、Googleマップの3Dでわかります。
地形図の等高線を読むのも楽しいものですが、いまの時代、こういった3Dでわかるのは、ほんとうにありがたいことだと思います。
日本一きれいなハイキングコースの山として、たいへん有名な神成山(かんなりやま)は、画像の左(西)から右(東)に向かって、直線状になって崖が続いています。
「ブラタモリ」をご覧の方は、このような地形のとき、タモリさんが
  「ここは、断層?」
と案内する方に確認しますが、このあたりは下仁田構造体(いまは名称が違っているかも・・・)という地域で、複雑な構造をしていますので、いろいろ地質的に見どころが 多いという場所でもあります。
神成山がコンモリしているのは、どんな理由があってのことか、大いに興味がわいてきませんか。
私は、古墳も大好きです。
古墳を見るたび、小高い山を人工的につくり、そこをお墓にしようとした権力者の気持ちを想像します。
どんな想像かは、のちほど機会があれば・・・ということで、ただ言えることは、いまのように大型の建設機械がなかった時代、たいへんなことであっただろうなと思っていること、これだけをここで述べておくことにします。
そして、もうひとつ地球全体の凸凹を考えたとき、浅間山も富士山もコンモリしたものといった範疇にはいるのではないかと、そんなことを思うときがあります。
いまの時代、Googleマップでいろいろなコンモリを見つけたり、コンモリが確認できることは、ほんとうにありがたいことだと、つくづく思います。
あなたにとってのコンモリとは、
どのようなものでしょうか?